英語を勉強したいけど中学英語の教科書からやり直したらいいのかな。それともオンライン英会話で勉強する方が効率的かな。もしかしたら短期留学すれば英語力はすぐに伸びるかもしれない。いったい何から取り組んだらいいかわからないよ・・

こういった疑問に答えます。

たろう

半年でも留学したら英語が喋れるようになるのかな

先生

日本にいながらでも英語は喋れるようになる方法はあるのよ!

☑️本記事の内容

🔳1・初心者に効果的な英語勉強法は「発音 → 文法 → 単語」

🔳2・複数の講師に上達方法を聞いた結果

🔳3・教材は「どの分野を伸ばすためのものか」で選ぶ

🔳4・留学しなくても英語は話せるようになる

この記事を書いている私は、2019年11月に英語の学習を始めました。スタートはTOEIC500点台前半です。そこからオンライン英会話を中心に学習を続けて、2022年11月に705点、2025年8月に775点まで来ました。

1日の学習時間は1〜2時間。留学は一度もしていません。

正直に言うと、私は最初の1年で盛大に遠回りをしました。この記事では、その失敗も含めて「実際にやってみて何が効いたのか」を書きます。

私は英語学習の順番を間違えました

最初にお伝えしておきたいことがあります。私は順番を間違えたまま英語学習を始めました。

英語を話せるようになりたいと思った私が最初にやったのは、オンライン英会話に申し込むことでした。とにかく話す機会を作れば話せるようになるはずだと思っていたからです。

結果はどうだったか。英文法がごっそり抜け落ちていて、単語も出てこず、会話が成立しませんでした。

先生

フルセンテンスで答えてみるようにしましょう

講師からは、このフィードバックを何度も受けました。

単語を並べれば意味は伝わります。でも、自分の考えや気持ち、状況を正確に伝えようとすると、そこで必ず止まってしまうのです。

語彙も少なかったこともあり、思ったように伝わらなくて、初めの頃はかなり苦労しました。

レッスンの直前になって「今日はキャンセルしようかな」と思った日が何度あったかわかりません。話せないことが恥ずかしくて、レッスンを受けること自体がしんどくなっていました。

いま振り返ると、原因ははっきりしています。アウトプットの場に出るのが早すぎたのです。

オンライン英会話は「学んだことを試す場」であって、「ゼロから学ぶ場」ではありません。手持ちの材料がない状態で会話の練習をしても、出てくるものがないので伸びようがないのです。

初心者に効果的な英語勉強法は「発音 → 文法 → 単語」

🔳1.初心者に効果的な英語勉強法

では何から始めればよかったのか。私の答えは「発音 → 文法 → 単語」の順です。

この順番には理由があります。発音と文法には「覚える数に終わりがある」からです。

単語は事実上、無限にあります。一方で、発音記号は数十個、中学高校で習う文法項目も数えられる範囲に収まります。

終わりがあるものを先に片付けてしまえば、あとは単語という「積み上げるだけの作業」に集中できます。逆に単語から始めると、いつまでも終わりが見えないまま、発音も文法も曖昧なままになります。

① 正しい発音から始める

いちばん最初にやるべきは発音です。

英語には日本語にない音があります。ここを習得すると、スピーキングだけでなくリスニングも同時に伸びます。自分が出せない音は聞き取れない、というのは実感としてその通りでした。

私は発音を後回しにしていたので、レッスンでよく修正されました。

たとえば vacation です。読み上げたときに「え、こうじゃなかったの?」と軽くショックを受けました。それまで私は発音記号をなんとなくしか読めず、耳コピで発音していたのです。

他の講師からは指摘されたことがなかったので、できていなかったのに流されていただけなのかもしれません。

もう一つ印象に残っているのが、i の発音についての指摘です。講師によると、多くの日本人は母国語の影響で、子音で終わる単語にも母音をつけて発音してしまう傾向があるそうです。

言われて初めて自分の発音を意識してみると、確かに i の音がわずかに長い。指摘されるまで、まったく気づいていませんでした。

ここで大事なのは、専門的な発音トレーニングまでやる必要はないということです。私が必要だと感じたのは次の3つでした。

・発音記号が読める

・発音記号のとおりに発音できる

・基本的な発音のルールが理解できる

このレベルまでで十分です。フォニックスと発音記号を一通りさらって、実際に声に出して練習する。それだけで上達のスピードが変わります。

ちなみに、講師に教わったウォーミングアップは早口言葉でした。

Peter Piper picked a peck of pickled peppers.

She sells seashells by the seashore.

日本語でも早口言葉が苦手な私は、その日は一度もスムーズに言えませんでした。ただ、講師が「口の動きをなめらかにするために必要なんだ」と言っていたのは納得感がありました。

② 基礎の英文法を固める

次が文法です。中学・高校で習う範囲を一通り網羅しておけば十分です。

単語だけを並べても、相手によっては伝わります。でも自分の考えや気持ち、状況を正確に伝えようとすると、文法は避けて通れません。私が「フルセンテンスで答えてみるようにしましょう」と何度も言われたのは、まさにここが抜けていたからです。

文法も発音と同じで、学習に終わりがあります。分厚い文法書を1冊決めて、まずは最後まで通す。完璧に覚えようとせず、「そういえばあの本に書いてあったな」と思い出せる状態を作るだけでも、会話の質は変わります。

③ 使える単語を増やす

最後が単語です。

ここで気をつけたいのは、いきなり英検1級の単語帳を買わないことです。難しい単語を覚えても、日常で使う機会がなければ定着しません。

大事なのは、自分のゴールに合った単語帳を選ぶことです。

  • TOEIC800点を目指すなら「金のフレーズ」のようなスコア特化型
  • 会話のフレーズを覚えたいなら、シーン別のフレーズ集
  • 仕事で使いたいなら、その業界の頻出語彙

自分の現在の英語力とゴールに合わせてレベルを上げていく。これが効率的に学習する一つの方法です。

レッスン中に新しい単語やイディオムに出会ったときは、私は必ず次の4つを確認するようにしています。

・スペル

・発音

・意味

・例文

チャットボックスにすべて入力してもらい、後から復習できるようにするのがベストです。たとえば pick up(=restart)を教わったとき、講師が作った例文とは別に、自分でも例文を作りました。

講師の例文:We’ll pick up the discussion on the same topic after lunch.

私の例文:Today, I read a book about statistics. It was very interesting, but I didn’t finish it. I’ll pick it up again after dinner.

自分に関係のある内容で例文を作ると、驚くほど記憶に残ります。

覚えた単語をどう定着させるかについては、覚えた英単語をChatGPTを使ってしっかり身につける方法でも詳しく書いています。

複数の講師に「どうすれば上達するか」を聞いた結果

🔳2.複数の講師に上達方法を聞いた結果

これは私が何年か続けるうちに習慣になったことなのですが、新しく教わる講師には必ず同じ質問をしています。

「どうやったら英語が上達しますか?」

何人もの講師に聞いてきて、答えはほぼ共通していました。

・音読すること

・語彙を増やすこと

意外だったのは、文法についてはほとんど触れられなかったことです。もっと文法的な指摘が来ると思っていたので、これは予想外でした。

理由を聞くと、こういうことでした。

  • 音読について:発音することで、口の筋肉が英語の発音をスムーズにするのを助けてくれる。さらに、声に出すと自分がわからない単語の発音に気づける
  • 語彙について:ある程度自分の言いたいことを表現しようと思うと語彙は必須。自分に関連する内容で作文をすると記憶に残りやすい

これを聞いてから、私は音読の方法を次のように変えました。

①そんなに長くない英語の教材を一つ選んで、音読する。わからない単語は調べる

②もう一度、はじめからゆっくり声に出して読む

③読みながら、おおよその意味がわかってきたら一旦終了

④わからなかった単語を使って作文をする。感情を乗せて声に出して読んでみる

⑤数日後、復習ノートを見ながら英語で誰かと話せたら成功

複数の講師が同じことを言うということは、それだけ再現性がある方法なのだと思います。文法を軽視していいという意味ではなく、基礎を終えた後の伸ばし方としては音読と語彙が効く、ということなのでしょう。

教材は「どの分野を伸ばすためのものか」で選ぶ

🔳3.教材は「どの分野を伸ばすためのものか」で選ぶ

英語を勉強している人を見ていて、ときどき気になることがあります。

「英語が得意な○○さんが言っていた方法だから」という理由で教材を買っているケースです。

その教材を購入する前に、「これは自分の英語のどの部分を伸ばすためのものか」を一度考えてみてください。教材にはそれぞれ役割があります。

教材 伸びる技能 役割
単語帳 リスニング / スピーキング / リーディング / ライティング 表現の幅を広げる
文法書 リスニング / スピーキング / リーディング / ライティング 言いたいことを正確に伝える
動画視聴 リスニング / スピーキング 生きた英語表現を学ぶ
オンライン英会話 リスニング / スピーキング(教材によってはリーディング / ライティング) 学んだ内容をアウトプットする場
AI(ChatGPTなど) ライティング / 語彙 添削・言い換え・壁打ち

このうち、最近いちばん使い方が変わったのがAIです。

私はChatGPTにレッスン教材をまるごと読み込ませて使っています。設問の回答も考えてくれるので、自分で考えた回答を入力して添削してもらったり、他の言い回しがないか案を出してもらったりしています。

英語の表現に困ったときに、ぴったりな(もしくは近い)表現を探してくれるのは本当に便利です。

ただし、一つだけ自分に課しているルールがあります。答えが思い浮かばないときでも、AIの回答をそのままコピーして使うことは絶対にしません。それをやると自分の英語力が伸びないからです。あくまで参考にとどめています。

動画教材についてはYouTubeで英語は勉強できるの?、私が使っているオンライン英会話についてはオンライン英会話 Bizmatesについてにまとめています。

覚えた単語は、使わないと定着しません

あるとき、レッスンで講師にこう聞かれました。

先生

覚えた英単語やイディオムは、会話や文章を作るときに使っている?

正直に答えると、全部は使えていませんでした。覚えたつもりになっているだけで、いざ会話になると口から出てこない。私の場合、自然に言えるようになるには、しつこく何度も使わないと定着しないタイプでした。

そこでルールを作りました。

ルール1 毎日1つ新しいイディオムを覚える

ルール2 覚えたイディオムを使って3つ文章を作る

ルール3 オンライン英会話で自然に会話の中で使う

これを続けていると、講師の反応が変わります。会話にうまく混ぜ込めたとき、少し驚いた感じで「お!習ったイディオムを使ってるね」と言ってくれるのです。頑張って覚えたことが伝わっているのだと思います。

意識して使おうとすると、最初は会話の流れが止まりそうになります。でも何度も使ううちに、だんだんスムーズになっていきます。

もう一つやっているのが、「復習だけをする日」を作ることです。

毎日レッスンを受けていると、復習のタイミングを逃す日が出てきます。「今日のレッスンは十分にアウトプットできなかったな」と感じた日は、翌日を復習の日にして、同じ教材をもう一度使います。ここで覚えた単語や言い回しを定着させます。

インプットとアウトプットはセットです。誰かと話したり、自分を主人公にした文章を作ったりして記憶に留めていくと、より効果的でした。

私は留学していません。それでも英語は話せるようになりました

🔳4.留学しなくても英語は話せるようになる

「短期留学すれば一気に伸びるのでは」と考える方は多いと思います。冒頭の疑問にもありました。

先に私の立場をはっきりさせておくと、私は短期留学も長期留学も経験していません。2019年11月に学習を始めてから今日まで、すべて日本国内での学習です。

それでもTOEICは500点台前半から775点まで来ましたし、オンラインで講師とフリートークができるようになりました。

つまり、留学は英語習得の必須条件ではありません。これは私自身の実感として言えることです。

その上で、留学を検討している方に一つだけお伝えしたいことがあります。留学は「ゼロから学ぶ場」ではなく「学んだ成果を発揮する場」だと考えた方がいいということです。

理由は、私がオンライン英会話で経験したことと同じです。手持ちの材料がない状態で英語の環境に飛び込んでも、出てくるものがなければ会話は成立しません。私は日本にいながらそれを痛感しました。同じことが、より高い費用をかけた留学先で起きたらもったいないと思うのです。

また、帰国後に英語を使う環境を自分で用意しなければ、せっかく身についた語学力も落ちていきます。これは留学に限らず、学習を止めれば誰にでも起きることです。

ただし、モチベーションという意味では留学の効果は大きいはずです。英語を使わざるを得ない環境に身を置いた経験は、帰国後の学習を支えてくれると思います。

このテーマについては留学しなくても英語はしゃべれるようになるのかでも書いています。

忙しい社会人が学習を続けるための3つのルール

「英語が話せるようになりたい」と言う方から、よくこう聞かれます。

「どうやったら英語学習が続きますか?」

話を聞いてみると、「始めてはみたものの続けられなくて辞めてしまった」という人が多い印象です。

私も同じでした。だから、続けるために自分でルールを作りました。

①毎日オンライン英会話で英語を話す

②最低限、毎日やることを決める

③英語に関連する「楽しい」を増やす

①毎日オンライン英会話で英語を話す

強制的に英語しか話せない時間を作ることで、脳を日本語から英語に切り替える時間を作りたかったからです。予約してしまえば、やらざるを得なくなります。

②最低限、毎日やることを決める

疲れている日もあります。だから「これだけはマストでやる。もし疲れていたら残りは翌日に回す」という線引きを決めました。ゼロの日を作らないことが目的です。

③英語に関連する「楽しい」を増やす

イヤイヤやると続きません。YouTube(もちろん英語のコンテンツ)やNetflixから1つだけフレーズを覚える、といった工夫を足したり削ったりしながら、自分が楽しめる形を探しました。

参考までに、私のレッスン前後のルーティーンはこうなっています。

タイミング 時間 やること
レッスン前 30〜45分 教材をざっと読み、わからない単語の発音と意味を調べる → ゆっくり音読 → スピードを上げてもう一度音読 → 教材の設問に自分の答えを用意する
レッスン中 — 発音、意味(英語で説明する)、内容が合っているかを確認してもらう
レッスン後 約10分 教えてもらった単語や意味を復習する

音読で詰まる単語は、たいてい意味も理解できていません。音読は理解度のチェックにもなっています。

時間の捻出は大変でしたが、今のところこれがベストな流れに落ち着いています。

続けることについては英語学習を挫折したけど、やっぱり英語を話せるようになりたい!と仕事で忙しい時でも英語学習を続けるためにも読んでみてください。

まとめ:今の私なら、この順番でやり直します

まとめ

英会話の上達に近道はありません。初心者が英語学習を始めるなら、時間はかかるものとして、効率的な学習計画を立てる方が結局は近道になります。

基本は「発音 → 文法 → 単語」。終わりがあるものから片付けて、積み上げの作業に集中する。この順番は、6年以上やってきた今も変えるつもりはありません。

ただし、一つだけ変えたいことがあります。

今の私なら、基礎的な単語をある程度覚えてから、オンライン英会話を始めます。

私は単語の手持ちがないまま会話の練習を始めたせいで、最初の1年をかなり無駄にしました。オンライン英会話は学んだことを試す場です。試す材料を先に用意しておけば、同じ時間でもっと伸びたはずだと今でも思います。

英語学習は短期間での習得が難しく、留学やレッスンに費用をかけたからといって必ず上達するわけでもありません。毎日の積み上げによって習得していくものです。

自分のゴールに合わせて計画を立てて、それに沿って毎日少しでも成長できるように、自分で環境を用意すること。それが結局いちばん確実な方法だと思っています。

これからオンライン英会話を始める方は、オンライン英会話を始める前に知っておくべき3つのこともあわせてどうぞ。

ABOUT ME
Aki
社会人になってからもっと英語が使えるようになりたいと一念発起。残業まみれだった生活は英語を勉強するために大幅に削減に成功しました。現在の目標はTOEIC800点を超えること。毎日楽しくオンライン英会話で勉強しています。